スペイン3部リーグに所属するレアル・マドリー・カスティーリャでコーチを務める元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏が、クラブを指揮するのに必要なプロのコーチングライセンスを取得していないという疑惑が浮上した。18日の英紙メールが報じた。
スペインサッカー連盟は、ジダン氏が今季序盤からプロのコーチングライセンスを持たずに監督として指揮を執っているとして調査に乗り出しており、不正とみなされれば最大で半年間ないし16試合の活動停止処分に科される見込み。一方、レアル・マドリー側は監督がセルヒオ・サンチェスで、ジダン氏は助監督であると主張している。
スペインサッカー連盟のミゲル・ガラン会長は、「レアル・マドリーは世界屈指のスポーツ組織であり、サッカー界の象徴でもあるが、彼らも同じルールに従わなければならないし、そうしなければ大会は不公平となる」と話した。
ジダン氏は昨季、ラ・リーガに所属するトップチームの助監督としてチャンピオンズリーグと国王杯の2冠に貢献したが、今季から3部リーグに降格した2軍チームのコーチに就任。4試合を終えて1勝3敗と20チーム中18位に低迷しており、チームの立て直しに苦しんでいる。
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