日本サッカーに欠ける「ピカルディア」を持つ岩下
・GK 西川周作(浦和レッズ)
現役代表選手ながら、イタリア人ジャーナリストのチェーザレ・ポレンギ氏の推薦によりリストアップ。
アルベルト・ザッケローニ前監督の就任以降、常に代表入りをしているものの、川島永嗣(スタンダール・リエージュ)に次ぐ第2GKの座に留まり、キャップ数はわずか13。2014年の代表出場試合はW杯直前に行われたザンビア戦のみと満足なチャンスを得られていないのが現状だ。
川島も絶対的なパフォーマンスを披露出来ていない今、西川が代表守護神の座を奪取する可能性は高いと言えるだろう。
・DF 平岡康裕(清水エスパルス)
今季、アフシン・ゴドビ監督が解任されるなど苦戦するチームにおいて23試合全てに出場。CBポイントの「守備」項目でJ1トップとなる268.75を記録。さらに、昨シーズンは5得点を挙げ、今シーズンもここまで4得点を挙げる得点能力の高さも備えている。
・DF 岩下敬輔(ガンバ大阪)
こちらはチェーザレ氏の推薦。J2だった昨シーズンは怪我に泣かされたものの、今シーズンは大車輪の活躍。やはり23試合全てに出場してCBポイントで3位となる261.21を記録している。
また、岩下はアギーレ監督が日本サッカーに欠けていると指摘する「ピカルディア(ずる賢さ)」を持つ選手。ピッチ上では大きな声で味方を鼓舞し、闘争心溢れるプレーを見せる選手。ときに荒っぽく、警告を受けることも少なくはないが、そういった選手こそ国際大会では必要な存在となるはずだ。