代表初ゴールで期待に応えた柴崎。今後も継続した起用に期待
SB:長友佑都○ 酒井宏樹△ 酒井高徳× 松原健―
SBでは、長友が2試合を通して豊富な運動量と突破力を見せ、変わらぬ存在感を示したが、その他の選手はアピール不足か。
酒井宏樹はまずまずだったものの、持ち味の精度の高いクロスを見せることは出来ず。負傷欠場した内田篤人からポジションを奪うようなインパクトは無かった。
酒井高徳は本職の左ではなく右での出場となったが、やはりインパクトはなかった。代表キャップ数を延ばすためにも、今後は右でも左でも遜色ないプレーが出来ることを証明しなればならない。
初招集の松原は、アギーレ監督がフィールドプレイヤー全員を起用することを明言していたにも関わらず出場機会なしに終わった…。
MF:柴崎岳○ 細貝萌△ 田中順也△ 森岡亮太― 扇原貴宏―
ベネズエラ戦に先発して代表デビューとなった柴崎は、不用意なパスミスがあったものの、長い距離を走ってからの見事なゴールでアピールに成功した。現状の中盤では貴重なゲームメーカータイプでもあり、今後も継続してチャンスが与えられるだろう。
当初、アンカーでの起用が有力視されていた細貝は2試合ともインサイドハーフでの起用となった。守備の面で日本代表に欠けている積極性は見せたものの、このポジションはより攻撃にも関与することが求められるため、その点では不十分。とは言え、新体制ではカギを握る存在とも言えるだけに期待したい。
田中は、積極的なミドルシュートを放つなどアクセントを加えられる選手であることは証明出来た。クラブでの活躍次第では攻撃のオプションとして代表にも定着出来る可能性はある。まずはスポルティングで出場機会を増やすことが重要だ。
森岡に関してはウルグアイ戦でデビューを飾ったものの出場時間が少なく、ベネズエラ戦では出番無く終戦。扇原は、松原と同じく出場機会なし。アギーレ監督はトレーニングの段階で見極めてしまったのだろうか。