川島は評価ダウン。10月は他選手にチャンスか
ブラジルW杯が終了してから早いもので2ヵ月が経過。日本代表は、ハビエル・アギーレ新監督の下、ウルグアイとベネズエラとの新体制初陣となる2連戦を終えた。
アギーレ監督と言えば、メキシコ代表やリーガ・エスパニョーラでの監督時代から高い位置での積極的なプレッシングやショートカウンターのスタイルで知られていたが、日本代表でも同様のスタイルを取り入れることを明言している。
実際、メンバー編成でもアルベルト・ザッケローニ監督が指揮した前体制とは異なった人選を行い、ベネズエラ戦での2得点はどちらもカウンターからと、プレーの面でも若干ながら違いは見られた。
では、そんなアギーレ体制の初陣に招集され、出場した選手たちにおいて、合格点を与えられる選手は誰なのだろうか。
今回の23選手を◎(評価アップ)、○(期待通り)、△(横ばい)、×(評価ダウン)の4段階で採点した。
GK:川島永嗣× 西川周作― 林彰洋―
まずはGK。2試合を通してフル出場した川島は全く良い所なく終了。キックの精度は低く、ベネズエラ戦では信じられないようなキャッチミスで不要な失点を招くなど安定感もなし。試合を重ねる度に悪化していくパフォーマンスはチームにとってマイナスになっていると言っても言い過ぎではない。
ただ、アギーレ監督やコーチと通訳なしでコミュニケーションが取れるのは大きなプラス。結婚を機に精神的な安定を手に入れ、今後はベテランの第2GKとしてチームを支える役割を与えられる可能性もある。
西川と林に関しては、GKというポジション故に出場機会は無かったものの、10月の2試合でも招集されればチャンスを与えられるはず。むしろ、与えられるべきだ。