開幕戦に続いて右WGで先発した本田。攻撃の形生み出す
横浜で行われたベネズエラ戦から中4日、ACミランで第2節を迎えた本田圭佑は開幕戦に続いて右ウイングで先発。当初、センターFWで先発が予想されていた新戦力のフェルナンド・トーレスは直前に負傷してベンチ外。そのポジションにはこちらも開幕戦に続いてメネズが起用された。
この日の相手であるパルマは、昨シーズン2戦2敗を喫した相手。アウェーでの1戦目は2-3、ホームでの2戦目は2-4と2戦ともにオープンなスコアでの敗戦を喫している。ちなみに、本田は1戦目の時点ではCSKAモスクワ所属で2戦目はベンチのまま出場機会なしに終わっている。
結果から言うと、この試合は5-4。ミランが勝利したものの、昨シーズンの2試合以上にオープンなスコアで、両者ともに退場者を出すなど、まさに“ぶっ壊れた試合”となった。
立ち上がりは、互いに慎重なスタンスで入ったものの、パルマはチーム状態が最悪。むしろ、慎重と言うよりは消極的なスタンスだったため、ミランはアウェーながら前半のポゼッション率で60.4%を記録するなどペースを握っていた。
この日の本田は、“ニセ9番”メネズが動くことで空いた前線のスペースに積極的に進入。さらに、本田が中に入ることで空いた右サイドのスペースに、右SBのアバーテがオーバーラップして攻撃の形を生み出していた。