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香川真司 10年前

一夜明け、ドイツ紙が香川に最高点、ベスト11にも。「魔法を使う」「ロイスと共に夢のペアとなる素質がある」

復帰戦をゴールで飾った香川真司。試合後すぐに称賛の声があがったが、一夜明けてもそれは止まらない。ドイツメディアは紙面でも最高の評価を下し、賛辞の言葉を贈った。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「カガワは魔法を使う」

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勇ましく声を高く上げる香川が一面を飾った【写真:Getty Images】

 香川真司が咆哮した。

14日付の大衆紙ビルト日曜版に挟み込まれたスポーツ特集では、力強くボールをトラップする姿と、勇ましく声を高く上げる香川が一面を飾った。ビルト紙は「日本人はロイスの代わりとして夢の帰還を祝う」と報じている。

 ビルト日曜版:「昨日ドルトムントでは究極の狂喜“KAGAWA”が爆発した」

 13日に行われたブンデスリーガ第3節、ドルトムント対フライブルクの一戦を伝えるにあたって、ビルト紙は香川を全面に押し出している。同紙は「イングランドのマンチェスター・ユナイテッドでの2年間の後に、日本人(175cm)は戻ってきた。そして、彼は(ドルトムントで)学んだことを何も忘れてはいないということを示した」とした。

 そして「1-0への輝くパス」という小見出しで、34分のラモスの先制弾を呼び込むこととなったグロスクロイツへのパスを称える。

 ビルト日曜版:「カガワはスタメンでロイスの代わりを務める。そして魔法を使う――グロスクロイツのランニングへの輝くパス」

 負傷中のオリバー・キルヒは、香川の「輝くパス」について、「あれは缶切りだった!」とビルト紙にコメントを残した。エースが抜けて、負傷者が後を絶たないチームの苦しい状況に風穴を空けた、という意味合いだろう。

 続いて41分の2-0となる香川のドルトムント復帰後の初ゴールについては「得点者への解放!」と記されている。直後では香川がマンチェスター・ユナイテッドで長くゴールから遠ざかっていたことも書かれており、ドイツの全国的な大衆紙はこれからも香川のゴールが続いていくことを期待しているようだ。

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