エル・シャラウィが欠場。メネズが左ウイングへ
14日、ミランはアウェーでパルマと対戦する。開幕のラツィオ戦で先制ゴールを挙げた本田が、引き続き好調をキープ出来るかが一つの注目点だ。地元紙では一様に、開幕戦と同じく4-3-3の右FWとして先発が予想されている。
それを否定しなかったインザーギ監督は、相変わらず本田のプロサッカー選手としての姿勢を褒めている。
「高い意識をもって良くやってくれている、選手たちの模範。たぶん普段の練習の前にも、ちゃんとトレーニングを積んで体を作っているのだろう。こういう人がいれば選手たちの士気は自ずと高まる」
ミランを立て直す上で人間性を重んじる新監督のもと、受けた信頼を開幕戦ゴールという形で返せたことは良いことだった。
さてその一方で、パルマ戦ではもう一つの注目点がある。移籍市場の締め切り間際に獲得されたミランの新戦力がどのような形で起用され、それが本田にもどのような影響を及ぼすのかということだ。
まずはチェルシーから獲得し、パルマ戦でも先発が濃厚視されているフェルナンド・トーレス。CFである彼は当然のこと、本田と右FWポジションを争う相手とはならない。
しかし彼が起用された場合、開幕のラツィオ戦では”ニセ9番”としてCF起用されていたメネズがサイドに押し出される可能性があるのだ。
エル・シャラウィが足首を故障し、招集からも外れたため、パルマ戦の3トップは右から本田、トーレス、メネズと予想されている。その間に本田としては、トーレスとのコンビネーションで良さをアピールしたいところだ。
DFラインの裏を狙い、展開に奥行きを出すトーレスがいると、相手のDFラインは押し下げられる。そのスペースに巧くポジションを取り、最前線へパスを出せるような仕事が出来るかどうかに注目したい。