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香川真司 10年前

復帰戦で先発確実、ドイツで過熱する香川への報道。監督・仲間・フロント、そして8万人のファンが大きな期待を抱く

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「ドルトムントの雰囲気は彼を戦いへと掻き立て、鼓舞しうるだろう!」

 そしてかつて共に戦い、またこれから戦いを共にする仲間の期待も高い。11日付の大衆紙ビルトに掲載されたインタビューで、イルカイ・ギュンドアンは「シンジが戻ってきたことがとても嬉しいね。彼は本当にここが良く似合っている。僕たちはミッドフィールドにまさしく素晴らしい選手を抱えている」と述べた。

 12日付のビルト紙の情報によれば、11日の練習の最中に香川がクロップと短い話し合いをして、トレーニングを途中で切り上げる一幕があったという。このことについてドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏は「大事を取ったんだ。土曜日(フライブルク戦)に彼はプレーすることが出来るという前提で考えている」とコメントを残している。

 ビルト紙は「クロップは明日の対フライブルク戦でカガワをロイスの代わりとして固く計画に入れた」とする。同紙によれば、クロップはまた次のように話した。

「彼の契約以来、ロイスとクーバが負傷した。だから今私は、彼が当初は穏やかに観客席から試合を眺めることが出来るとは言えない。シンジは今すぐ必要とされている。ドルトムントの雰囲気は彼を戦いへと掻き立て、鼓舞しうるだろう!」

 復帰が決まってから、香川の黄色いユニフォームは飛ぶように売れているという。

 フライブルク戦ではホームを埋め尽くす8万の観衆が、背番号7を後押しする。

【了】

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