チームに求めるのは「上位に行けるスタイル」
アギーレ監督は細部にまで注意を払うが、ザッケローニ監督のチームのように第三者からの評価には関心がないようだ。ザックジャパンは「自分たちのサッカー」がキャッチフレーズだったのに対して、アギーレは勝利を第一に考え、プレーの方法に気を取られていない。
ベネズエラ戦後、アギーレ監督は「どういうスタイルを求めるかといえば、上位に行けるスタイルだ」と話していた。
「私は、むしろ“良い”と見なされないスタイルを求めるだろう。それが我々を世界の20位以内に引き上げる。“良い”と見なされながら44位に終わるスタイルよりもだ。だからスタイルは重要ではない。重要なのは、よいプレーをして、勝って上に行くことだ」
そのような勝利を追い求めるメンタリティは、ナショナルチームがW杯で失望を味わった直後にこそ必要なものだ。
そして、私個人としては今後の数ヶ月、数年の間によりダイレクトでアグレッシブで情熱の溢れるチームを見たいと思う。
【了】
関連リンク
フットボール批評issue01 アギーレを殺すのは誰か?
ザックジャパンの軌跡 蒼き戦士たちの躍進とブラジルでの敗北、そして未来
遠藤保仁、W杯を語る。日本サッカーが手にした知性
美しく危険な男 フォルラン
日本代表・山口蛍の『判断力』の磨き方
前セレッソ大阪監督『レヴィ―・クルピ』名伯楽が初めて明かす「若き才能の磨き方」
タイトルという形で恩返しを
柿谷曜一朗のサッカースーパーテクニックバイブル
大久保嘉人のサッカー攻撃テクニックバイブル
サッカー日本代表 きゃらぺた エンブレムVer.
フットボールチャンネル03 代表23人が語る 敗北の真実