昨シーズンを上回るためのキーマンは香川
CL本戦出場32チームの合計市場価値のトップ10は次のとおり。
1位レアル・マドリー:6億7300万ユーロ(約931億円)、2位バルセロナ:6億600万ユーロ(約838億3200万円)、3位バイエルン:5億6440万ユーロ(約780億7700万円)、4位チェルシー:4億4450万ユーロ(約614億9080万円)、5位マンチェスター・シティ:4億3780万ユーロ(約605億6400万円)
6位アーセナル:4億980万ユーロ、7位パリ・サンジェルマン:3億9390万ユーロ(約544億9096万円)、8位ドルトムント:3億4420万ユーロ、9位リバプール:3億3350万ユーロ(約461億3540万円)、10位ユベントス:3億2220万ユーロ(約445億7200万円)である。
またドルトムントと同じくドイツから参戦する内田篤人所属のシャルケは14位:2億830万ユーロ(約288億1600万円)、レバークーゼンは17位:1億7690万ユーロ(約244億7180万円)である。
他の日本人選手所属クラブを見てみると、田中順也が所属するリスボンは21位:1億3820万ユーロ(約191億1200万円)、柿谷曜一朗が所属するバーゼルは27位:4440万ユーロ(約61億4200万円)となっている。
今季CL本戦に参加する日本人選手の市場価値を整理すると、香川真司:1500万ユーロ(約20億7350万円)、内田篤人:700万ユーロ(約9億6740万円)、柿谷曜一朗:250万ユーロ(約3億4550万円)、田中順也100万ユーロ(約1億3800万円)となる。
「transfer.markt2014/15(トランスファー・マルクト2014/15)」記載の市場価値を通して「香川帰還後のドルトムント」を眺めてみれば、ドイツ国内での2位、そしてCLでのベスト8を狙えるといったところだろうか。
しかしそれでは昨シーズンと変わらない。ドルトムントが昨季より先に進むためには、やはり香川真司というラスト・ピースを元に、指揮官ユルゲン・クロップがどのような化学反応を引き起こすかにかかっている、と言えそうだ。
【了】
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