香川の復帰で注目集まるドルトムント。その市場価値は?
香川真司が帰還したドイツでは、香川本人だけでなく、復帰先のボルシア・ドルトムントにも再び注目が集まっている。
元々人気の高いクラブではあるのだが、連日の香川の報道に、先日の欧州選手権予選でのロイスの負傷もあいまって、BVBのロゴと黄色のカラーが大衆紙などで一層目に付くようになった。
注目度は高まるばかりだが、香川復帰後のドルトムントは実際のところ、ドイツ、引いては欧州で現在どの程度の立ち位置にいるのだろうか。
そんな折、2014年9月10日付のシュポルトビルト誌の附録という形で、「transfer.markt2014/15(トランスファー・マルクト2014/15)」という326pの小冊子が付いてきた。
ブラジルW杯の際にも特別号を発行したドイツの移籍市場専門サイト、「transfer.markt」がブンデスリーガ1部、2部、3部、4部、そしてチャンピオンズリーグの14-15シーズンに特化した紙媒体となったものである。
冒頭にはドルトムント所属のフンメルスへのインタビューが記載されており、さりげない形ではあるがここにもドルトムントへの注目が垣間見える。
次いで昨シーズンのブンデスリーガの順位表、得点ランキング、アシストランキングが記される。その後には、移籍金のみに絞ったブンデスリーガ14-15シーズン18クラブの収支のバランス、ポジション別の市場価値ランキングといった項目が並んでいく。
そして今夏のマーケットが閉じた後の全所属選手のデータが記載される各チームの紹介へと移っていくわけだが、やはり大元が移籍市場専門サイトなので「市場価値」がどうしても目に留まる。
ドルトムント所属のフンメルスを例にとれば、ポジション:CB、誕生日(年齢):1988年12月16日(25歳)、身長:192cm、契約期間:2009-17、そして「市場価値:3500万ユーロ(約48億3750万円)」といった具合だ。