日本の試合を詳細に分析。弱点への指摘も
アギーレ新監督が率いる日本代表は、国際Aマッチ2連戦を1分1敗で終えた。新監督が指揮をとるということで注目度が高かったわけだが、その他の理由を持って注意深く見守っていた国があった。お隣・韓国だ。
韓国はこの期間、日本とまったく同じ相手と対戦。ベネズエラ戦を3-1で快勝、ウルグアイ戦を0-1で惜敗という結果を出していた。対戦相手が同じということで、間接的にでも現時点における日本との比較ができる。そうした理由から日本の試合結果に注目が集まり、検索ワードの上位を占めるほどだった。
そんな“間接日韓戦”について、韓国メディアは「韓国サッカー、Aマッチ2試合で日本に完勝」「韓国、間接比較で日本に判定勝ち」「韓国、代理韓日戦で笑った」などと見出しを打って報じた。
「日本は定型された教科書サッカーではいけない」との記事を掲載したのは『スポーツ京郷』だ。特にウルグアイ戦については「日本は簡単に読まれるパスと、タイミングの悪いシュートでゴールをあげられなかった。あまりに教科書的なプレーに集中するあまり、臨機応変になれず、融通さが足らなかった」と厳しく指摘した。
また、『OSEN』は、「(日本は)試合結果に対する惜しさがはっきりあった。2試合で4ゴールを許した守備陣が代表的だ。特に、ウルグアイ戦でミスによる失点をはじめ、守備陣のプレッシャーが不足して中距離シュートを何度も許すことなどが問題だった」と不振の原因を分析。
『dailian』は、ベネズエラ戦の本田圭佑に対して、「攻撃ポイントを上げられなかったキャプテン本田圭佑の立場も苦しい。特に、本田は日本の2ゴールが作られる過程でシュートチャンスがあったが、パスを受けることさえできなかった」と伝えている。