ミスからピンチを招くも無失点。前半を0-0で折り返す
日本代表は9日、横浜国際総合競技場でハビエル・アギーレ監督の2戦目となるベネズエラ戦に臨んでいる。
アギーレ監督は初陣となった5日のウルグアイ戦から先発メンバー5人を変更。DF水本裕貴、酒井高徳、MF柴崎岳、FW柿谷曜一朗、大迫勇也が名を連ね、キャプテンマークは初戦に引き続いてFW本田圭佑に託された。
両チーム最初のシュートは本田圭佑。前半1分、左足で放つもボールはクロスバーの上を通過した。
一方のベネズエラは同4分、FKから日本守備陣のマーキングミスによってゴール前でフリーとなったDFビスカロンドが頭で合わせるも、得点には至らず。さらに同29分にはパスを奪われ、あわや失点のピンチを招いた。
この2つのシーンにイングランド人ライターのショーン・キャロル氏は「またDFが集中を切らした。カバーニ級の選手なら決めていた可能性が高い」とウルグアイ戦に続いて危険な状況でミスを犯した守備陣に苦言を呈した。
さらに、イタリア人ジャーナリストのチェーザレ・ポレンギ氏も「ベネズエラのチャンスは全て日本のミスから。札幌と全く同じ」と
その一方で、キャロル氏は好印象だった選手にMF細貝萌と大迫を挙げ、「ミスはあったけど細貝のプレーは良い。今の日本には彼のような激しいプレーが必要。大迫は、ポストプレーが完璧。だからこそ、2列目の選手がもう少し早く攻撃参加しなくてはいけない」と語った。
さらに、ポレンギ氏は代表初先発となった柴崎のプレーについて「ミスパス以外は悪くない。全体的には凄く良い!」と評価。日本全体としては「スペースが全くない中で、少しずつ攻撃の形は見えて来た」と語った。
また、「ベネズエラの守備が凄い!」と日本に決定的なチャンスを与えなかった相手守備陣も称えていた。
【了】
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