「日本の現状を俺らが変えていかないといけない」
「俺らでもできると思った部分はあったけど、結果が伴っていない以上、何も言えない。次は自分が先頭に立ってやりたいと思った選手は何人もいるやろうし、4年後に向けて思いが強くなった選手はいっぱいおると思うし、僕もその中の1人やし。
そのために何をしていかないといけないのか、自分が強くなるためにどうしていくべきなのかを1人1人が考えて行く必要がある。グループリーグ敗退で本当に何もできなかったという日本の現状を俺らが変えていかないといけない」
コロンビアに1-4の惨敗を喫し、2014年ブラジルW杯で1勝も挙げられずに帰国を余儀なくされた柿谷曜一朗(バーゼル)は神妙な面持ちでこうコメントしていた。
「何かを変えようと思ったから曜一朗は海外へ行くことを選んだんだと思う」と青山敏弘(広島)も彼の思いを代弁したが、帰国してすぐにスイスリーグの強豪・バーゼルへの移籍を決断。新天地で新たなチャレンジをスタートさせた。
その異国では左サイドを軸に多彩な役割を託され、試合に出たり出なかったりだが、これまでとは違った厳しさや難しさを感じながら充実した日々を送っているようだ。
「スイスではかなりアップダウンがきついよね。体力的に戦えないとダメ。(パウロ・ソウザ)監督がそういうスタイルだから。ラテン系って言ったら、ウチの監督(アギーレ監督)もラテン系やし、熱いところは一緒なんかなと思いますね」