前後半で1点ずつ奪われた
4年後のロシアW杯に向けて再スタートとなったこの日、本田圭佑、吉田麻也、川島永嗣らブラジルW杯組に加え、坂井達弥、皆川佑介の初招集2選手がスタメンに名を連ねた。怪我のため離脱した長谷部誠に代わって本田がキャプテンを務めた。
4-3-3の日本は1トップに皆川、アンカーに森重真人、左センターバックに坂井を配する布陣でスタート。
前半17分、左サイドを突破した岡崎慎司のクロスを皆川が頭で合わせる。ボールは惜しくもクロスバーを超えたが、日本が初めてチャンスを作った。
一進一退の展開で進む中、34分に試合が動く。最終ラインで坂井のトラップミスからエディンソン・カバーニがボールを奪うと、パス交換から再びパスを受けたカバーニが決めてウルグアイが先制した。
ウルグアイは攻守の切り替えが非常に早く、日本が攻めようとしても白いユニフォームはすぐに守備を整えた。そして、セットプレーは得点の可能性も感じさせた。
対する日本は中盤に森重と細貝がいることで守備はまずまずだが、奪ったボールをどのように繋ぐかという点で、前半はチグハグだった。
選手交代なしで迎えた後半も、ブラジルW杯からほとんどメンバーが変わっていないウルグアイが隙のないパフォーマンスを続け、日本はなかなかチャンスを作ることができない。
後半19分、日本は皆川に代えて代表デビューとなる武藤嘉紀を投入。
途中にはシステムを4-4-2にシフトするなどしたが、後半26分、クロスから最後はアベル・エルナンデスに押し込まれ2点目を奪われた。
43分、武藤が強烈なシュートを放つもポストに阻まれ得点ならず。日本は柿谷曜一朗、酒井高徳、森岡亮太をピッチに送り出すも最後までゴールは奪えず。日本代表の初陣は黒星発進となった。
【了】
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