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日本代表 10年前

ウルグアイ戦プレビュー。アギーレサッカーのカギはインサイドハーフ。“テンションの高い親善試合”にも期待

text by 清水英斗 photo by Getty Images

大迫にも変化。より自由を与えられた存在に

 また、センターフォワードの大迫勇也にも変化が生まれるようだ。ザッケローニ監督の下では、サイドに広がらず中央に留まるように、中盤に下がらず最前線に留まるようにと、プレーエリアには制限が設けられた。

 しかし、アギーレ監督のチームでは今のところそのような指示はなく、動く範囲の自由が与えられている。

 前線の3トップが動いたところに、インサイドハーフの2人がどのように呼応していくのか。それは攻撃だけではなく、守備のカバーリングに関しても言える。

 ブラジルW杯のコートジボワール戦では、左サイドから中央に入った香川が空けたスペースをカウンターで使われ、フリーのクロスを沈められてしまった。このような守備のケースでも、4-3-3ではインサイドハーフがウイングの背後のカバーに回ることが求められる。

 4-3-3はピッチをバランス良くカバーできるシステム。その中で、隣接するポジションがいちばん多いのが、このインサイドハーフでもある。

 ボールを持つことをベースに、「バランスのとれたチームを目指す」と語るアギーレのチームにおいて、田中や柴崎らのポジショニング、運動量はキーファクターになるだろう。

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