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日本代表 10年前

ウルグアイ戦プレビュー。アギーレサッカーのカギはインサイドハーフ。“テンションの高い親善試合”にも期待

ついに初陣を迎えるハビエル・アギーレ監督。新たな指揮官は、このウルグアイ戦に4-3-3のシステムで臨むことを明言。カギを握るのは左右のインサイドハーフとなる。また、勝利を求める姿勢も強調。初戦からテンションの高い試合を期待できそうだ。

text by 清水英斗 photo by Getty Images

縦パスへの意識付けを重視

 本日5日の19時25分、新しい日本代表の船出となるウルグアイ戦が札幌ドームでキックオフとなる。ハビエル・アギーレ監督が思い描くサッカーとはどんなものか? 4日間のトレーニングで公開された部分からも、その設計図が見え始めている。

 明らかだったのは、ほぼすべてのメニューがボールを使う内容であったこと。2日目からはウォーミングアップのランニングさえも、ジョギングしながらパス&コントロールを行うメニューへ。素走りではなく、ボールを蹴りながら体を温めた。

「ウォーミングアップから感じるけど、ボールを扱うトレーニングがすごく多いです。技術の部分、パスの正確性や速さといった部分をすごく求めていると思うし、監督が言ったように、自分たちがボールを持って、攻める時間を増やすというのは大事になってくると思います」(酒井高徳)

 思い返せば前任者のザッケローニ監督は、ディフェンスの基本的な考え方、ポジショニングや体の向きを細かく指導するところから始まった。一方、アギーレ監督はボールポゼッション、すなわち攻撃フェーズからチームをスタートさせたことは印象深い。

 キーワードのひとつは、縦パスだろう。全体公開された2日目の練習では、横パスの交換から相手ディフェンスの脇へ縦パスをワンタッチで通すメニューなど、特に縦への意識付けを重視するメニューがいくつか見られた。

 ブラジルW杯では思うように縦パスが入らない展開も少なくなかったが、このような点に何か変化は起こるのか。注目したいところだ。

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