「海外で結果を出し続けた自信もある」
「3トップの守備負担も減るんじゃないかな。真剣勝負を想定した時にはやっぱり守らなきゃいけないけど、自分たち3トップが下がれば相手が入ってこれないようなブロックを作れるし、ちょっとラインを上げればカウンターもできて仕掛けられる。いろんな形変えられるフォーメーションではあると思います。
ただ、僕らはできるだけ高い位置を取りたい。そのためにボランチの人数を多く割いているんだと思います」と岡崎はアギーレ監督の4-3-3を非常にポジティブに捉えていた。
日本代表の劇的な変化に対しても余裕を持っていられるのも、2011年1月のアジアカップ(カタール)直後にドイツへ渡り、足かけ4シーズンの間、戦い抜いてきた自信があるからだろう。
ザックジャパンの初陣だった2010年10月のアルゼンチン戦(埼玉)でゴールを奪った頃の自分とは全てが違うと彼自身も認めている。
「新しいチームの最初は『何やるんだ』ってのがあるけど、4年前とはまた違うというか。あの時は海外に出てないし、Jリーグ組の中でチャンスをつかむっていうところだった。
でも今は海外で結果を出し続けた自信もある。ただ、さっきも言ったように、3トップのポジションにいろんな選手がいるし、それがすごく刺激。今回来てない選手を含めて激戦区なんで、そういう中で自分の役割を見つけていきたいと思います」
5日のアギーレジャパンの初戦・ウルグアイ戦(札幌)で、果たして岡崎は右ワイドのスタメンなのか。本田が先発に名を連ねて彼は控えに回るのか。それともまた違ったポジションに使われるのか…。4-3-3が機能するかを含め、その動向が大いに気になる。
【了】
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