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日本代表 10年前

岡崎「普通のことだし新鮮」。本田らとの右サイド争いに意欲。アギーレ監督の4-3-3システムにも手応え示す

ザッケローニ体制では右サイドの主力として重宝され続けた岡崎慎司。しかし、アギーレ監督が採用を明言している4-3-3では本田圭佑とのポジション争いを求められる可能性が高まっている。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「無心でやるってことが今年のテーマ」

岡崎「普通のことだし新鮮」。本田らとの右サイド争いに意欲。アギーレ監督の4-3-3システムにも手応え示す
2014年ブラジルW杯では、ザッケローニ体制で4年間担ってきた4-2-3-1の右サイドだけでなく、左サイド、1トップとさまざまな役割で使われた岡崎慎司【写真:Getty Images】

 2014年ブラジルW杯では、ザッケローニ体制で4年間担ってきた4-2-3-1の右サイドだけでなく、左サイド、1トップとさまざまな役割で使われた岡崎慎司(マインツ)。

 しかし、結果的にはコロンビア戦での意地のヘッド1点にとどまり、世界最高峰の舞台で力を出し切れない自分に呆然とするばかりだった。

「右サイドとしての限界を感じた」とも発言し、ここから先はマインツで担っているセンターFWで勝負していきたいという思いも吐露していた。

「W杯が終わってからも色々考えてやってきたけど、考えていても先には進まないし、今は新たな4年間をどう過ごすかを考えている。4年後のことはまだ考えてないけど、今のことなら考えられる。

 そうやってまず新しいサッカーを1から作っていくつもりです。無心でやるってことが今年のテーマだし、どこまでもう1回初心に戻れるかだと思います」と彼は強調する。

 アギーレ監督が4-3-3の中で岡崎を起用しようとしているのは3トップの右ワイドのようだ。今回の札幌合宿2日目のクロス&シュートの練習では、今季ACミランで好スタートを切った本田圭佑も同じ位置に入った。岡崎は北京五輪代表時代からの同い年の盟友と新たなサバイバルを強いられることになりそうだ。

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