印象的なプレーを見せた皆川
日本代表は5日、札幌ドームでウルグアイ代表と対戦。ハビエル・アギーレ監督は、注目される先発の11人にGK川島英嗣、DF長友佑都、森重真人、吉田麻也、酒井宏樹、坂井達弥、MF細貝萌、田中順也、FW本田圭佑、岡崎慎司、皆川佑介を起用。フォーメーションは公言していた通り4-1-2-3を採用した。
そして、初招集の坂井と皆川を先発に抜てきし、本職はCBの森重をアンカーで起用、そして本田にキャプテンマークを託すなど初陣から多くの驚きを提供した。
対するウルグアイもDFディエゴ・ゴディンやFWエディンソン・カバーニらブラジルW杯にも出場した主力選手が先発出場した。
日本が迎えた最初のチャンスは前半17分、左ウイングに入った岡崎からのクロスを皆川がヘディングで合わせるものの、ボールは枠を外れる。
皆川は得点には至らなかったものの、空中戦の強さやを見せるなど早くも持ち味を発揮した。
現場で取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏とイタリア人ジャーナリストのチェーザレ・ポレンギ氏もともに「皆川は印象的」と高評価だった。
キャロル氏は「あのチャンスは決めるべきだったけど、体が強そう」と語り、ポレンギ氏は「動きが非常に良い!なぜ呼ばれたかもう皆分かっているはず」と語った。
しかし、先制点はウルグアイ。同34分、初先発の坂井がトラップミスからボールを奪われると、カバーニが流し込んで1-0。
この失点にキャロル氏は「坂井はかわいそう。4月29日から8月23日マでの間、10試合連続で試合に出ていなかった。そして、今日カバーニと対戦。本当にかわいそう」と、坂井を起用したアギーレ監督の判断へ疑問を呈した。
さらに、キャロル氏は前半の45分を終えて「前半は悪くなかったけどミスでビハインド。それが国際サッカー。90分集中しなければいけない」と語った。
また、ポレンギ氏が「失点はアクシデント。ザック時代のウルグアイ戦に比べれば、とても良いと思う。バランスが良くて安定している」と語るように、アギーレ監督がテーマとして掲げていたバランスの良さはクリアしているようだ。
【了】
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