「初めての選手が多いから、後ろからサポートしてあげられたら」
2010年南アフリカ、2014年ブラジルと2度のW杯を主力で戦った同い年の本田、長友、岡崎に比べると、代表での実績は確かに劣るところがある。が、彼ら同様、すでに28歳になる細貝は代表チームでは年長者の部類に入る。
ドイツで最も試合に出ている選手の1人として、リーダーシップを発揮したいという思いは強い。
「僕も28(歳)でだいぶ上になった。今回初めて代表に来た選手もいますし、自分も知らない選手、関わりがなかった選手もいるので、彼らが気持ちよくプレーできるように、年上の選手として、いろいろコミュニケーションを取っていきたいなと思います。
彼らが活躍したら僕としても嬉しいし、彼らからも学ぶものがあるので、自分の刺激にもなるので、お互いベストを尽くすことで、チームがより一層レベルアップできればいいのかなと思います。
ボランチにしても初めての選手が多いから、彼らがやりやすいと思ってもらえるように自分が目立たなくても後ろからサポートしてあげられたらいい。
お互い探り探りのところはあるでしょうけど、彼らがそんなに気を使ってやることのないように、逆に僕が気を遣うことで彼らにいいプレーをさせてあげたいと思っています」
こういった献身的姿勢はまさにアギーレ監督好みではないか。アンカーシステムを重視する新指揮官も彼への期待が大きいはず。この千載一遇のチャンスを確実にモノにし、ザックジャパン時代には得られなかった攻守の要を彼は果敢につかみにいくことだろう。
【了】
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