マンチェスター・ユナイテッドに在籍していた香川真司のボルシア・ドルトムントへの移籍が正式に決定した。8月31日、クラブが公式サイトで発表。2018年6月30日までの4年契約だという。
2010年にセレッソ大阪からボルシア・ドルトムントへと移籍した香川真司。約2年間で49試合に出場し、21ゴールをあげた。数々のタイトルをもたらし、2012年の夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドへと去ったが、ドイツ時代のような活躍はできず、リーグ戦38試合出場6ゴールにとどまっていた。
ドルトムントのスポーツダイレクター、ミヒャエル・ツォルク氏は「マンチェスター・ユナイテッドから移籍の話が出たのはほんの数日前」と語る。決断まではわずかな時間しかなかったが、「我々はその素晴らしい才能を再びチームへ加えることを決めた」と獲得に迷いがなかったことを明かしている。
香川本人も公式サイト上で「クラブを去る日、『僕の人生におけるボルシア・ドルトムントでの歩みは終わっていない』と話した。僕はプレミアリーグでプレーしたいという夢を叶えたかった。でも、今はドルトムントという素晴らしいチームと特別なファンのもとに戻れて、すごく嬉しい。BVBは家族のような存在。彼らが僕を忘れず、また迎え入れてくれたことを誇りに思う」と喜びの声を伝えた。
双方にとって幸福な移籍と言えそうだ。
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