ディ・マリアが先発も引き分け。3戦未勝利のユナイテッド
日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは30日、敵地で行われたプレミアリーグ第3節で今季昇格のバーンリーと0-0で引き分け、開幕から公式戦4戦連続未勝利となった。ブンデスリーガのドルトムントへの移籍が間近と報じられている香川はベンチ外となった。
ユナイテッドは開幕2連敗の相手に今季から使用している3-4-1-2の布陣で臨み、26日にイギリス史上最高額の移籍金5970万ポンド(約103億円)で獲得したばかりのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが早速3列目中央MFの位置で先発。
2トップにファンペルシーとルーニー、トップ下にマタ、左右MFにヤングとバレンシア、守備的MFに フレッチャーが入った。
試合の焦点は新加入ディ・マリア一色となった。中央MFでプレーしたディ・マリアは積極的な攻撃参加を見せたが、チームへの順応不足は否めず。
フレッチャーが主に守備的MFの役目をこなし、攻撃時にディ・マリアが前進することで布陣が3-1-4-2へ と変化するものとなったが、チームの不振を打開することができなかった。
リーグ3節を終えて勝ち点2と いう低調な記録は1981-82年シーズン以来となる不名誉なものとなり、3戦 連続未勝利は2007年以来のこととなった。
試合後、ユーロスポーツのキャリー・ダン記者は「試合を観た人全員の目がディ・マリアへと向けられ、彼は素晴らしいプレーを見せたが、他の選手たちが振るわなかった」と批評。
スカイスポーツのマット・スタンガー記者は「持ち前の才能をチラつかせたディ・マリアは、ルイス・ファン・ハールのチームに火を付けられなかった」と評した。
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