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移籍即先発のディ・マリア、“マンUのセントラルMF”は適切か? 日本語でボランチも“レアルのインサイドハーフ”とは別物

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

待った無しのユナイテッド。3-4-1-2から4-2-3-1への変更はあるか?

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ドルトムントへの復帰が濃厚と言われている香川真司だが、ここでチームを離れる決断は後々「正解だった」と振り返ることが出来るかも知れない【写真:Getty Images】

 もしくは、4-2-3-1への変更をファン・ハール監督が決断しても不思議は無い。チームとして機能しているとは言い難く、ルーニーとファン・ペルシーの2トップも期待されていたほどの補完性は見せていない。

 もちろん、ファン・ペルシーがプレシーズンをこなしていないため時間がかかるのは仕方ないが、公式戦4試合で2敗2分けの現状はすでに待った無しの状況だ。

 4-2-3-1であれば、ディ・マリアを攻撃的なポジションで起用出来る。そして、マタは元来ウイングの選手。ファン・ペルシーをトップにルーニーをトップ下、両ウイングをマタとディ・マリアが務める攻撃陣は相手にとって相当な脅威となるはずだ。

 ディ・マリアに加えてエレーラ、ルーク・ショー、マルコス・ロホ、ダレイ・ブリントと総額250億円以上を費やした新戦力を生かすのは、3-4-1-2ではなく4-2-3-1ではないだろうか?

 アウェーとは言え、昇格組で今シーズンの降格第一候補とも言われているバーンリーに今シーズン初の勝ち点1をプレゼントしているようでは厳しい。この先は9月14日にQPR、同21日にレスターと昇格組との対戦が続くだけに、ファン・ハール監督に課せられるハードルは高い。

 シーズン前にスケジュールが決まった時点では「この3戦は勝ち点9確実」と見積もっていたはず。その3戦で結果を出せなければ、新監督への風当たりは早くも厳しいものとなるだろう。

 ドルトムントへの復帰が濃厚と言われている香川真司だが、ここでチームを離れる決断は後々「正解だった」と振り返ることが出来るかも知れない。

【了】

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