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アギーレ監督「走れない選手はいらない」。自らの目で23人選出。「相手より攻撃仕掛ける」

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

アギーレ監督「走れない選手はいらない」。自らの目で23人選出。「相手より攻撃仕掛ける」
日本代表のハビエル・アギーレ新監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 日本代表のハビエル・アギーレ新監督は28日、JFAハウスで初陣となる9月5日のウルグアイ戦(札幌)と同9日のベネズエラ戦(横浜)に向けたメンバー23選手を発表した。

 サガン鳥栖のDF坂井達弥やアルビレックス新潟のDF松原健、ヴィッセル神戸のMF森岡亮太、サンフレッチェ広島のFW皆川佑介、FC東京の武藤嘉紀の5選手が初選出となったが、アギーレ監督は「過去のリストはチェックしていない」と、あくまでも自らの目で見て23人を選出したことを明かした。

 また、所属クラブで負傷したマンチェスター・ユナイテッドのFW香川真司とヘルタのFW原口元気に関しては、当初メンバー入りしていたものの、コンディションを優先して選外となった。そのため、香川と原口に代わって皆川と武藤が選出されたことを明かした。

 今回の23選手については「戦って勝利を目指すチーム」を基準に選出したという。とは言え、この2試合を含めて来年1月に行われるアジアカップ(オーストラリア)までの6試合が「パスしなければならないテスト」だと語った。

 そして、その選考基準となるのは「走れる」こと。アギーレ監督は「90分の試合で個人がボールを保持出来るのは平均で約2分間。残りの88分で何をしているのかを見たい。走れない選手はいらない」と、チームへの献身的な姿勢を選手たちには求めていくという。

 また、就任会見では「守備を固めて勝利を目指す」と語ったが、今回の会見では「相手よりボールを持ち、相手より攻撃を多く仕掛けるチームを作りたい」と攻撃への姿勢を強めることを明かした。

 とは言え、「それでもバランスは崩さず、ボールを失ったらすぐに奪い返す」と守備への意識も高く持つ必要性も語った。

 また、アギーレ監督自身は度々退席処分になるなど、気持ちを前面に押し出した激しい姿勢でチームを率いてきたが、「選手たちにも激しく戦うことを求めたい。でも、日本代表は再びフェアプレー賞を取れるだろう(笑)」と激しくもフェアな戦いで勝利を目指すことを誓った。

【了】

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