今年10月、UNHCR(国連難民高等弁務官)駐日事務所が主催する、第9回UNHCR難民映画祭が開催される。
この映画祭は、人々に世界の難民問題について知ってもらうために行われている。今回、サッカーを題材にした映画も上映されるという。
それが、『FCルワンダ』という作品。ルワンダ虐殺という悲惨な出来事があった国において、民族間に生まれた溝は本当に埋まるのか。サッカーというスポーツを通して、紛争が遺した問題を描いている。
『FCルワンダ』上映スケジュールは以下の通り。
10月12日13:00~
イタリア文化会館
10月18日18:00~
明治大学和泉キャンパス
10月19日13:00~
セルバンテス文化センター東京
紛争、迫害、人権侵害によって家を追われ、保護を求める人の数は年々増え続けている。2013年末時点で第二次世界大戦後初めて、これまでで最も多い5100万人に上ったという。UNHCR難民映画祭は人々の恐怖や絶望、喪失感を知ってもらい、また希望と勇気、活力と成功のストーリーがあることも紹介し、難民、国内避難民、無国籍者の置かれた状況について理解を深めてもらうという目的がある。
10月4日からの東京開催を皮切りに、北海道・札幌、兵庫県・西宮で上映される。
入場料は無料だが、募金も受け付けている。法務省によると2013年に日本で難民認定申請を行った人は3260人で、3年連続で増加しているという。この問題に興味・関心のある方は映画祭に足を運んではどうだろう。
詳細はこちらhttp://unhcr.refugeefilm.org/2014/
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