西が丘への移転は有益。規約緩和で許可を
クラブは、相変わらず目標としてJ1への復帰を掲げている。そして、彼らが一流だった頃には平均1万5000人のファンを獲得していた(J1チームのホームスタジアムの必須項目)。
しかし、J1への復帰はヴェルディにとって近い目標には見えない。そして、彼らが味スタでホームゲームを開催することによって不必要にお金を失い続けて、その結果J2をさまよい続けるならば、そういった味スタとの関係を断つことはきっと意味をなすだろう。
西が丘への移転は、スタジアムの能力規則の緩和をJリーグに要求することになる。J2クラブは現在、少なくとも1万の席を持つことを要求されている。しかし、動員数が5ケタを記録することは滅多にない。
それを実現出来るのはコンサドーレ札幌と松本山雅、もしくはガンバ大阪のような“巨人”がまさかの降格を喫した場合のみだ。
2013年にヴェルディが西が丘の最大収容人数よりも観客を集めたのは6試合だった。そして、今シーズンに味スタではない場所で開催される試合数がちょうど6試合(駒沢スタジアムと国立競技場を含む)。
なぜ西が丘で大半のホームゲームを行い、より大きな試合のために味スタを残しておくことができないのだろうか?
ピッチ上の結果は、それが有益であることを示唆している。そして結局のところ、改善はそこから始まるだろう。
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