主導権を握られ、下部リーグのクラブに大敗
マンチェスター・ユナイテッドは26日、敵地で行われたリーグ杯2回戦で3部リーグのMK(ミルトン・キーンズ)ドンズに0-4で大敗した。香川は今季の公式戦で初めて先発したが、前半9分に相手と競り合った際に衝突し、鼻血を出して倒れ、0-0の同20分にMFヤヌザイと交代した。
ユナイテッドは今回、今季初めて4-1-3-2の布陣で臨み、香川を含む控え選手が先発に名を連ねた。2トップにはエルナンデスとウェルベック、トップ下に香川、左右MFに若手のパウエルとヤンコ、守備的MFにはアンデルソンが入った。GKには主力のデ・ヘアが入ったが、4バックには若手のフェルミール、Mキーン、ジェームズが入り、中央DFのエバンスが主将を務めた。
香川が交代した5分後、ユナイテッドはエバンスのパスミスから相手に先制点を許すと、相手に主導権を握られたまま0-1で前半を折り返した。ユナイテッドは後半からヤンコに変えて若手ウィルソンを投入したが状況は変わらず。対するMKドンズは後半18分、25分、39分に加点して0-4で歴史的大勝を収めた。
ユナイテッドがリーグ杯で下部リーグのクラブを相手に敗退したは過去8回中4度目となり、4失点は史上初となった。創設10年目のMKドンズは、2007年に解禁となった本拠地、スタジアムMKのチケットが初めて完売となった同試合で26969人という最多観客数を記録した。
試合が大会優先順位の最も低いリーグ杯で、しかも惨敗となったことから、ユナイテッドの選手たちには低評価が並んだ。