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レアル、バルサも熱視線。わずか15歳で代表に招集、ノルウェーの神童ウーデゴーとはどんな選手か?

text by 鈴木肇

ビッグクラブが熱視線。国民も期待

レアル、バルサも熱視線。わずが15歳で代表に招集、ノルウェーの神童ウーデゴーとはどんな選手か?
国にとってウーデゴーは希望の星と言えるだろう(クラブ公式ホームページより)

 ウーデゴーの名前は欧州全土に知れ渡っており、バイエルンやマンチェスター・シティ、レアル・マドリーといったビッグクラブが熱い視線を送る。今月2日に行われたソグンダルのリーグ戦ではバルセロナのスカウトが視察に訪れた。すでに国外移籍が噂されているが、父ハンス・エリックによると息子にとって何よりも大事なのは「地に足をつけること」だという。

 ストロムスゴッセは欧州全体でみれば知名度は低いが、昨季の国内リーグ覇者だ。欧州チャンピオンズリーグの予備予選にも参戦した(2回戦で敗退)。環境に何ら問題はなく、しばらくはノルウェー国内でプレーするというのが現時点での父子の計画のようだ。代理人をつけることも今は考えていないという。

 ウーデゴーはメディアとの対応について「お金や契約など、サッカーとは関係ないことに焦点を当ててくるジャーナリストがいる」と不満を漏らしているように、いまは移籍うんぬんよりもサッカーだけに集中したいようだ。

 1998年フランスW杯ではブラジルを破るという番狂わせを演じて決勝トーナメントに進出したノルウェー代表。1995年8月のFIFAランキングでは2位まで上り詰めたこともあった。だが現在は長らく低迷しており、EURO2000を最後に国際舞台から遠ざかっている。

 ヨン・アルネ・リーセやブレーデ・ハンゲランといった名選手はすでに代表を引退した。そんな同国にとってウーデゴーは希望の星と言えるだろう。ノルウェー国民は、一歩一歩着実にステップアップしたいと考えている未来のスター候補の成長を見守りつつ、代表チームが再びビッグトーナメントで旋風を巻き起こす日を待ち望んでいる。

【了】

関連リンク

ノルウェーサッカー協会動画サイト
ストロムスゴッセIF公式サイト
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