「将来性のある選手」鹿島・柴崎はアギーレ新体制の核となるか
国内組では、浦和レッズのGK西川周作、FC東京のGK権田修一とDF森重真人、横浜F・マリノスのFW齋藤学といったブラジル代表組は招集が有力。
その一方で、ガンバ大阪のMF遠藤保仁とMF今野泰幸、川崎フロンターレのFW大久保嘉人、ジュビロ磐田のDF伊野波雅彦は「将来性のある選手」というポイントから外れているため、選外となる可能性もある。
また、サンフレッチェ広島の青山敏弘とセレッソ大阪の山口蛍は負傷離脱中のため欠場となる。
そうなると、残る4枠が新戦力に与えられることとなる。
まずはCB。鹿島アントラーズのCBコンビ、昌子源と植田直通は高い評価をうけているため、アギーレ監督のリストにも入っているはずだ。しかし、植田はU-21代表に選出されているため外れることになるだろう。そのため、昌子のみとなるが期待を込めて招集を予想したい。
もう1枠はサンフレッチェ広島のDF塩谷司が有力。ブラジルW杯前にも“サプライズ招集”の有力候補に挙げられており、その実力を評価する声も多い。
中盤には、鹿島アントラーズの柴崎岳の招集が濃厚となっている。22歳ながらJリーグ屈指の実力を持つだけに、「将来性のある選手」に合致。アギーレ監督のチームの核となっていく資質がある。
守備的な中盤の選手にはFC東京のMF米本拓司の招集に期待したい。23日に行われた浦和レッズ戦にはアギーレ監督も視察に訪れていたため、印象に残っているはずだ。
本田はミランでは右ウイングで起用されてプレシーズンでは結果を残しているが、代表では岡崎の定位置。岡崎は現在の海外組の中では最も安定して好プレーを見せているだけに、レギュラー落ちとなる可能性は極めて低い。そのため、本田は右ウイングではなく中盤の2枚に入る可能性が高い。
また、この他にもガンバ大阪の宇佐美貴史やFC東京の武藤嘉紀、U-21代表には植田やヴィッセル神戸の岩波拓也、川崎フロンターレの大島僚太など若く将来性の高い選手も多いだけに、今後アギーレ監督がどのような人選をするのか注目される。
予想する招集選手は以下の23人。
GK:川島永嗣、西川周作、権田修一
DF:吉田麻也、森重真人、塩谷司、昌子源、長友佑都、酒井高徳、酒井宏樹
MF:本田圭佑、長谷部誠、細貝萌、柴崎岳、米本拓司
FW:香川真司、岡崎慎司、清武弘嗣、齋藤学、田中順也、柿谷曜一朗、大迫勇也、ハーフナー・マイク
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