フロンターレとの運命的な出会い
――生まれ育ったのはなんという町ですか?
「カルドーゾという町です。人口は1万2000人ほどでサンパウロから車で5時間半ほどのところにあります」
――サッカーを始めたきっかけは?
「お兄さんがサッカーをやっていて、もともと興味があったということ。お父さんもすごくサッカーが好きで、自然とその流れで自分もサッカーをするようになりました。小さいころからドリブルが好きで、10歳のころにミナスから誘われて、将来的にプロでサッカーができればいいなと夢見るようになりました。
その後、複数のクラブに移籍しましたが、今思えば、9歳くらいからサッカーが自分の人生そのものに変わったように思います」
――その頃からうまい、という自覚はありましたか?
「小さい時から自分を知っている人たちは、そう言ってくれていました。自分でもその言葉を頭に入れ、プロになるためにそうした評価を自分の力に変え、それが自分の自信へと変わったのだろうと思います」
――子供の頃憧れていた選手は?
「ロナウドです。でも2002年W杯の時のあの髪型は嫌でした。その前の坊主頭時代が好きです(笑)」
――ドリブルが得意になるきっかけがあったのですか?
「特にきっかけがあるわけではないですね。チームが変わる時にポジションが変われば多少スタイルも変わるでしょうし、そのポジションにフィットするやり方もあると思います。自分もそうやって自然と変わってきたと思います」
――奥さんのカローさんと出会ったのが13歳のころとのことですが、その時の話を教えて下さい。
「彼女が家族の関係でカルドーゾに引っ越してきました。その後近所でみかけるようになって、気になるようになりました」