バルサへの補強禁止処分。裏で糸を引いていたのは…
いよいよ、待ちに待ったリーグ戦が開幕したが、移籍市場は9月1日まで閉まらないため、一部のクラブチームではまだ、今季のチームが確定できずにいる。その中の一つがFCバルセロナだ。
先週、バルセロナにとって衝撃的なニュースがもたらされた。以前も書いた(https://www.footballchannel.jp/2014/04/17/post36493/)が、若手選手育成の件について、FIFAはバルセロナの異議申し立てを退け、若手選手に関する育成に違反があったとし、今後、バルセロナが2年間、選手補強を行うことを禁じたのだ。
もちろん、このような厳しい決定を下されたからといって、「はい、そうですか」と黙って引き下がるようなまねをクラブ側とてするはずがなく、再びスポーツ仲裁裁判所に訴える構えだが、もとをたどればこの訴えは、ある匿名者のリークにより始まっている。
リーク元の憶測は様々だが、何度否定されても、バルセロナユースから次々と優秀な才能ある選手が出てくるために、それを潰しにかかったスペインの首都サイドから意図的に流されたものではないか、という憶測は今でも後を絶たない。
実際、将来のクリスティアーノ・ロナウドやレオ・メッシを目指す未成年の子ども達にサッカー教育を施しているのは、バルセロナだけではないのは周知の事実だ。それなのになぜ、バルセロナだけが標的にされたのか。
その結果、バルセロナが2年間の選手補強を禁じられることになり、そこで最も得をするのは誰なのか。考え詰めていくと、たまたま運が悪かった、では片付かないのは明らかだ。