24日、マンチェスター・ユナイテッドのOBで現在、解説者を務めるガリー・ネビル氏は、引き分けに終わったサンダーランド戦の後、移籍が噂されているアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアについて言及した。
ディ・マリアは、ユナイテッドが英移籍金史上最高額となる6390万ポンド(約111億円)でレアル・マドリーから獲得することで合意に達したという報道があった。
「チームに見合う選手を獲得するという意味では、いい補強だと思う。昨季獲得した2選手(フェライニとマタ)はチームの(伝統的)哲学に見合わない選手だった。ディ・マリアには走力があるし、自陣から敵陣へとボールを運べる選手で、試合に緩急を生み出せる。彼は前線の3つのポジションのいずれかでプレーするだろう。
ディ・マリアが加入すればマタとの良い連携も期待できる。今のマタには前に走ってくれる選手が必要だし、今のルーニーとファン・ペルシーはボールを受けにくるタイプの選手になっている。ヤヌザイも今後、前線のポジションでプレーするだろうが、今の彼にも時間が必要だ。彼に高い質があることは間違いない。
ユナイテッドは開幕戦のスウォンジー戦で負けたことで、交渉力をも失った。今のユナイテッドが2、3選手の補強を望んでいるのは明らかであり、彼らは守備的MF、センターバック、ウィングの選手を必要としている。それゆえ、レアル・マドリーはディ・マリアに高値を付ける事ができたのだろう」
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