横浜FM(11位)vs川崎F(2位)
リーグ1位のパス数を誇る川崎Fにとって、横浜FMは天敵ともいえる相手だ。ここまで横浜FMと対戦したチームのパス成功率を集計すると、リーグで2番目に低い数値となっている。
要因の1つは、前からの積極的な守備。タックル成功率はそれほど高くないが、相手に与えるプレッシャーがパスミスを誘発しているという見方もできる。
また、横浜FMはリーグ2位のタックルラインの高さを記録しながらも、対戦相手に出されたスルーパス数は少ない。表に示した得点パターンの通り、スルーパスは川崎Fの最も得意とする形でもある。特長を押し出そうとする側と、打ち消そうとする側。そのせめぎ合いに注目したい。
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