エキサイティングシリーズでの巻き返しへ、川澄&ヤネズが復帰
澤は「あれだけ人が抜ければこうなる(勝てなくなる)かなとは思っていたが、想像以上に苦戦した」とシーズンを回想。
さらに、「人任せにしないプレーを心掛けて、もっと判断する力を持たないといけない。そういうところで1秒プレーが遅れてしまうから。要はメンタル面を強く持つこと」と、日本のトップリーグに所属している自覚を若手選手に促した。
この問題点については、DFラインの中で唯一全18試合に出場した、18歳のDF三宅史織も感じているところだ。
「もっともっと若手が積極的にプレーしないといけない。1、2年目だからとか関係ない」と自らに言い聞かせるように言うと、「日テレ・ベレーザはすごくチーム内で言い合っているし、それと同時に強くなっている。意識の面が違う」と、調子が上向きの日テレ・ベレーザに敗れた後、チーム状態の明暗を痛感した様子で話した。
しかし先述したように、今はまだレギュラーシリーズが終了したまでだ。エキサイティングシリーズで優勝したチームが、今季の優勝チームとなるため、I神戸にも優勝の可能性は充分にあり、今季のうちに汚名を返上する機会は、まだ残されている。
そして、レギュラーシリーズが終わったところで、FW川澄奈穂美(シアトル・レインFC/アメリカ)のI神戸への復帰が公式に発表された。同チームのFWゴーベル・ヤネズの復帰発表も、間もなくと見られている。
昨季のなでしこリーグ最優秀選手賞を獲得した川澄と、得点女王を獲得したゴーベル・ヤネズは、I神戸のチーム力を一気に引き上げるだろう。