かつて奥寺康彦がプレーしたことでも知られるブンデスリーガ1部所属ヴェルダー・ブレーメンが、トレーニングにスマートフォン用のアプリを活用しているという。17日付の独大衆紙ビルト日曜版が報じている。
アプリは「Wyscout for players」という名前で、現ブレーメン監督のロビン・ドゥットのアイディアが元になっている。主にシーズンが始まる前の対戦相手の情報収集といった準備用に、選手たちのために自前で開発された。
携帯電話、または携帯タブレットで次の対戦相手をじっくり見ることが出来る。全ての選手にはパスワードが割り振られ、それによってログインする。アプリには220000人の選手と400のプロ・クラブがリストに並んでいるという。
ブレーメン所属のフィン・バルデスは「スマートフォンを使うことよりも簡単なものはない。選手は家にいてコーチを元にしてふんだんに相手をじっくり観察できる」と言い、ズラトコ・ジュノゾヴィッチは「監督、チームの報告を後に残しておける。我々はより簡単に良く準備するだろう」と、ブレーメンの選手たちも気に入っているようだ。
しかしブレーメンの取締役、トーマス・アイヒンはこのアプリについて最初の不安を抱いている。
「選手が自宅で夢中になってアプリが多くの時間を占めても、奥様方が全く怒らないといいのだが」
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