ホームでリード奪えず。無念の敗戦
プレミアリーグの14-15シーズン開幕戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッドはホームでスウォンジーと対戦した。
ブラジルW杯でオランダ代表を3位に導いたルイス・ファン・ハール監督が新たに就任し、名門復活を目指すユナイテッド。オールド・トラッフォードで行われたこの一戦ではロビン・ファン・ペルシーが欠場。香川真司はベンチからのスタートとなり、トップ下にはフアン・マタが入った。
プレシーズンから導入している3-4-1-2のシステムで臨んだユナイテッドは、前半の立ち上がりにペースを握るも決定機を作り出すには至らず。前半24分にはジェシー・リンガートが接触プレーで負傷しため、アドナン・ヤヌザイとの交代を余儀なくされた。
スコアが動いたのは同28分。ギルフィ・シグルズソンからのパスをゴール正面で受けたキ・ソンヨンが左足でシュートを放つと、ボールはネットへ。アウェーのスウォンジーが先制点を決めた。
新シーズンに大きな期待を抱くホームのサポーターの前でビハインドを背負ったユナイテッドは、逆転を目指して圧力を強めるも得点は生まれず。0-1でハーフタイムを迎えた。
ユナイテッドは後半開始からハビエル・エルナンデスに代えてナニを投入。ファン・ハール監督は早くも2枚目のカードを切る。そのナニは2トップの一角ではなく、左WGの位置へ。システムを4-2-3-1に変更して後半に臨む。
すると、後半8分に同点ゴールが生まれる。右からのCKをフィル・ジョーンズが頭で繋ぐと、ルーニーがオーバーヘッドでゴールに押し込んだ。
この勢いで逆転したいユナイテッドだったが、同21分にルーニーが蹴ったFKはポストに当たって得点にはならず。その直後にはアンデル・エレーラに代わってマルアン・フェライニがセントラルミッドフィールダーの位置に入った。
しかし、決勝点を奪ったのはスウォンジー。同28分、ジェファーソン・モンテイロが上げたクロスを受けたウェイン・ルートリッジが放ったシュートがこぼれ球になると、ゴール前に詰めたシグルズソンが押し込んで2-1とした。
昨シーズンの失敗から復活を目指して開幕戦に臨んだユナイテッドだったが、勝ち点を取ることは出来ず敗戦スタートとなった。また、去就や起用法に注目の集まる香川は結局出番なく、ベンチで試合終了のホイッスルを迎えた。
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