「プレシーズンで最低。若手はもっと出来た」
プレシーズン6戦無敗を記録し、新シーズンに向けて大きな弾みをつけたルイス・ファン・ハール監督は試合後、次のように語った。
「(本拠地で行った初めての試合について)楽しめた。ピッチに出るとファンが私の名前を叫んでいた。大きな重圧でもあった。ファンの期待は大きいし、たった3、4週間で全てを変えることはできない。我々は様子を見ながら成長しなければならない。
時間が必要だが、プレシーズンは全勝(PK戦含む)したし、対戦した相手を見れば素晴らしい出来だ。我々はスウォンジー戦(開幕戦)に向けて大きな自信を付けた。
今日の試合はプレシーズンで最低の出来だったと思う。選手たちはアメリカ遠征で見せた実力を最大限に見せようとしたが、おそらく少し見せすぎた。間違ったパスや(判断の)選択肢が多かったし、(守備時の)プレスも甘かった。
だが、バレンシアは非常に良いチームだと思うし、ボールを保持できるチームだから、プレスをかけるのは容易ではなかった。それでも我々は試合を支配していたし、後半は15分間だけ相手に支配された。結果的に我々は最後まで戦い抜いたことで勝利した。その点は良い兆候だ。
(プレシーズンの)現段階で、我々は相手よりも体調が万全な状態にあったし、それは明らかだった。フェライニとヤヌザイはチームに合流して1週間しか練習しておらず、今夜のプレー時間が限界だった。
私は多くの若手選手を有しており、彼らは無難なプレーをしたが、もっと出来たと思う。だが、今日はオールド・トラッフォードで行った初試合であり、簡単ではなかったから、強豪相手に勝てたことには満足している。
我々はパスの選択肢をもっと改善しなければならないと思うし、それができなかったのは残念に思う。我々は今、多くのけが人を抱えているし、ジョニー・エバンス、ルーク・ショー、アントニオ・バレンシアら3人のDFが離脱している事を忘れてはならない。彼らが土曜の開幕戦に間に合うかどうかは様子を見なければならない。重要なのは最低な内容の試合をした中で、勝利した事だ」