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平等意識向上のためか。サンプドリアが「ボールガール」を起用

始まりはサッカー界における人種差別、性差別問題

 イタリアでは近年、協会で重役を務めるカルロ・タベッキオ氏がアフリカ人選手を「猿」、女性選手を「障害者」呼ばわりするなどしたことに端を発してか、サッカー界における人種差別、性差別が問題となっている。

 サンプドリアはサッカー界における平等意識を高めるため、ピッチの外でボールを処理する「ボールパーソン」を従来の少年から少女へ変更することを決め、同クラブは2日に行われたプレシーズンマッチ、日本代表MFの長谷部誠と乾貴士が所属するフランクフルト戦(4-2でサンプドリアの勝利)でボールガールを起用。

 試合後にサンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長は、「私は社会やスポーツ、フェアプレーにおける感受性に対する平等意識を高めるため、偏見なきスポーツに貢献していく」と語った。

【了】

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