ブンデスリーガの開幕までまだ2週間以上あるが、ボルシア・ドルトムントの監督ユルゲン・クロップはすでに最高の状態にあるようだ。5日付の独大衆紙ビルトが報じている。
W杯の英雄であるマティアス・ギンターに続いて、4日昼にはケヴィン・グロスクロイツとエリック・ドゥルムが合宿地であるスイスのバッド・ラガズに到着した。ビルトによれば、「BVBの指揮官は濃厚な抱擁で歓迎した!」とのことである。
クロップ監督はニヤニヤしながら、「まず最初に、世界王者は私によってトレーニングをさせられなければならない。私は、若者たちが劇的に変わるということを信じない」と言ったという。
ドゥルムとグロスクロイツは昼食を取った後に乳酸値のテストを受けねばならなかった。翌日のテストマッチには出場可能だそうだ。
また、3日に行なわれた10-0で勝利したFCラッパースビール戦の後に、クロップ監督はTV局のインタビューを受けており、収録中ファンに邪魔をされるという一幕があったという。
インタビューの途中で監督は応えるのを止め、わいわい騒ぐファンに目を向けて呼んだ。気に障るから、テレビ局のインタビューに応えているときは口を閉じていることはできないか、といったことをファンに言ったクロップは、またカメラに向かってニヤニヤとした。
「もう一度始めから撮り直せるかい? カット!」
そしてクロップはまた始めからインタビューをやり直して、ファンは静かにその様子を見守った。
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