フットボールチャンネル

香川真司 10年前

マンU「ICC」制覇も、2シーズンで失われた香川の輝き。「長いシーズン、必ず出番は来る」で満足か?

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

リヴァプール浮沈のカギを握るスターリング。ルーニーの活躍も期待大

 リヴァプールも定番となっている4-1-2-3のシステムを採用。ダニエル・スタリッジが負傷のため一足早くイングランドへ帰国したが、深刻な問題ではないようで開幕には間に合う見込みだという。

GK:シモン・ミニョレ
DF:マーティン・ケリー、マルティン・シュクルテル、ママドゥ・サコー、グレン・ジョンソン
アンカー:スティーブン・ジェラード
CH:ジョーダン・ヘンダーソン、ジョー・アレン
WG:(右)フェリペ・コウチーニョ、(左)ラヒーム・スターリング
FW:リッキー・ランバート

 スタリッジの他、負傷者はアダム・ララーナとラザル・マルコビッチの新加入選手2人に加えてダニエル・アッガー、ジョン・フラナガン、ファビオ・ボリーニと計6人。この時期に新加入選手を含めてこれだけの負傷者を抱えているのは痛い。

 試合は、前半はユナイテッドにミスが多く、守備陣はスターリングのスピードに手を焼いていた。14分には、そのスターリングに対してフィル・ジョーンズがエリア内でファウルを犯してPK。これをジェラードがきっちり決めて1-0で折り返した。

 スアレスを放出した今季、リヴァプール浮沈のカギを握るのはやはりスターリングだろう。スタリッジとのコンビで相手DFをどれだけ掻き回せるかがポイントとなりそうだ。

 対するユナイテッドは、後半9分にエルナンデスのクロスにルーニーが合わせて1-1。難しい位置から左足で丁寧に合わせたシュートは、今シーズンの活躍を予見するような見事なゴール。

 これまでは能力が高すぎるが故に2列目やセンターハーフで起用されることもあったが、ファン・ハール監督の下で2トップの一角として出場を続ければ、凄まじいパフォーマンスを発揮する可能性が大いに期待できる。

 さらに、その直後の同11分にはマタが振り抜いたシュートが相手DFに当たってコースが変わりネットへ。立て続けの得点で2-1と逆転に成功した。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!