長友、新シーズンは右サイドでプレーか
なお今回の試合を期に、地元紙におけるインテルのスタメン予想には変化が現れている。新戦力が加わったこともさることながら、長友が右へ回っているのだ。左にはプレシーズンの間に評価を上げ、「ローマは彼を放出したことを後悔しているのでは」と囁かれているドドがいる。
ただ地元紙の寸評でも出ていた通り、戦術を熟知しているため、サイドを変えても遜色無くゴール前のスペースへポジションを取れることは証明された。左ならジョナタンのクロスに、右ならドドのクロスに反応してゴールへと絡む長友の姿が今季も見られそうだ。
一方リヴァプールに2-0で破れ、3連敗でギネス・インターナショナルカップを終えたミラン。「それでもリヴァプール戦は、前の2試合よりも成長を示して終わることが出来た。チームは私の望む状態に機能をし始めている。チームが全て揃ったら素晴らしいことがやれる」とインザーギ監督は語っていたが、問題は山積みであることは否定出来ない。
3試合で10失点。インザーギの言葉通りリヴァプール戦では多少向上し「守備はまとまりを取り戻し、フィジカルコンディションの向上に連れてもっと良くなるはず。だいいちこの大会では相手とこの点で差がありすぎた(ガゼッタ・デッロ・スポルト)」と地元メディアも認めてはいる。
「オリンピアコス戦ではSBが、マンチェスター・シティではCBが相手の簡単な動きに引っかかった。アンカーは常に不安定。クリスタンテとエッシェンはこれをこなせるレベルにない」とミスの指摘もまた辛辣だ。