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香川真司 10年前

アシストの香川に現地は及第点。快勝に指揮官は満足「世界各国のテレビ局は、今日の我々の先制点を見せるべき」

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Getty Images

「選手たちは怠けることが許されないと認識した」

 ユーロスポーツは香川に平均点の6点を付け、マンオブザマッチには左MFでプレーし、2ゴールを決めた7点のヤングを選出。試合を次のように評した。

「デイビッド・モイーズ前体制の大失敗は必然的だったか? ユナイテッドはモイーズ体制下で不振を極め、選手たちもその責任を負ったが、彼らはモイーズ体制だけでなく過去数年間、浮き沈みを繰り返してきた。

 選手たちは怠けることが許されないと認識したようだが、移籍市場におけるエドワード・ウッドワード(代表取締役)の消極性が意味するのは、ユナイテッドに未だ改善の余地が残されているということであり、ファン・ハール監督は素直に黙ってそれを見過ごさないだろう」

 同大会のグループAで首位通過を果たしたユナイテッドは、4日にマイアミで行われるリバプールとの決勝戦に進出。ファン・ハール監督にとっても、チームを指揮してたった2週間で、欧州の強豪8チームが参戦した大会でトロフィーを獲得すれば、新シーズンに向けて勢い付く事ができるだろう。

 4戦連続ベンチスタートとなった香川も、今回の試合で出場時間が減らされたにもかかわらず、得意のトップ下でアシストという形で結果を出せた事は大きい。次の試合でもベンチスタートが濃厚だが、少ない出場時間で結果を出すことが求められる。

【了】

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