J1ベガルタ仙台は1日、J1鹿島アントラーズからMF野沢拓也を完全移籍で獲得したと発表した。
鹿島ユース出身の野沢は1999年にトップチームでビューを果たすと、抜群のテクニックとセンスで観客を魅了した。07年から09年のリーグ3連覇にも大きく貢献。
特にシーズン終盤の重要な試合で得点を挙げるなど、「ミスタークライマックス」と呼ばれた。J1通算318試合出場60得点、今季は8試合に出場し1得点を挙げていた。
仙台の公式HPを通じ、「このたび、新たな挑戦の場とチャンスを与えていただけたことを光栄に感じています。プロサッカー選手として、僕は常に勝利とタイトルを目指して戦っています。移籍というのは難しく、クラブやサポーターの皆さんにご迷惑をおかけしてしまう部分もあるかと思います。
ただ、サッカーへの意欲と試合に向かう姿勢はどこへ行っても変わりません。勝利を重ね続けるという明確な目標のもと、一歩でもタイトルに近づくためにチームの一員として頑張っていきたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いします」とコメントしている。
17節終了時点で仙台は13位。降格圏内も見えているだけに、野沢の経験と高い技術に期待が懸かる。
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