マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司が、昨季スペイン1部リーグ覇者アトレティコ・マドリーから獲得の打診を受けている事が明らかとなった。31日 の英大衆紙エクスプレスが報じた。
同紙によるとアトレティコはユナイテッドに対し、すでに香川獲得の打診を入れているとされ、1400万ポンド(約24億5000万円)の移籍金を準備しているという。
アトレティコは今夏、主力選手を大量に放出しており、元スペイン代表FW ダビド・ビジャをニューヨーク・シティ、スペイン代表FWディエゴ・コスタ、ブラジル代表DFフィリペ・ルイス、ベルギー代表GKティボ・クルトワ(レンタル終了)をチェルシーに移籍させている。
一方、アトレティコは補強も着々と進めており、バイエルン・ミュンヘンからクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ、レアル・ソシエダとサンテティエンヌからそれぞれフランス代表MFのアントワン・グリーズマンとジョシュア・ギラボギらを獲得。ゼニトからアルゼンチン代表DFクリスティアン・アンサルディ、ヘタフェからスペイン人GKミゲル・モジャも補強済みだ。
昨季無得点に終わった香川は、ユナイテッドで通算38試合に出場しているものの、その2割が途中出場となっており、定位置を確保できずにいる。チームがルイス・ファン・ハール新体制となった事で、香川の再起も期待されているが、同じトップ下でプレーするスペイン代表MFファン・マタが新シーズンも定位置を確保することが確実視されており、香川の出場機会が制限されるとの見方が強い。
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