優勝候補筆頭のシティ。リヴァプールはスアレスの穴を埋められるか
そのシティでは、セルヒオ・アグエロがW杯後の休暇中でチームに合流していない中で、ヨヴェティッチがキレのある動きを続けている。このままの状態をキープ出来れば、負傷の影響もあって満足な活躍を見せることが出来なかった昨季の鬱憤を晴らすシーズンとなりそうだ。
今シーズンは、ファイナンシャル・フェアプレーの影響もあって恒例の大型補強を行ってはいないが、元々の選手層の厚さに加えてペジェグリーニ監督の就任2季目。
新戦力が試合に連続して起用されており、チーム全体としてもリーグを制した昨シーズンより監督のプランは浸透しているため、今シーズンも優勝の最有力候補と言えるだろう。
その一方でリヴァプールは、サウサンプトンから獲得したアダム・ララーナが負傷離脱。開幕戦への出場も危ぶまれており、チームにフィットするための重要なプレシーズンに参加できないのは痛い。下手をすれば、負傷から復帰しても戦力として数えられるのは年明け以降になってしまうかもしれない。
そして何より、スアレスの穴は埋めようのないほどに大きい。昨シーズンは、チームが上手くいっていない時でも1プレーで流れを変えてしまうスアレスに救われた試合も多々あったが、今シーズンはそうもいかなくなる。
昨季序盤にスアレスが1回目の噛み付き事件によって出場停止処分を受けていた際には、スタリッジのゴールによる1-0のスコアでしか勝利を挙げていない。その穴を埋めるためにも新戦力の力は不可欠だが、ここまでは難しい状況だ。