バルサはスアレス、マドリーはハメスに100億円以上を投資
今年の夏は、近年にないほど移籍市場が動いている。アトレティコ・マドリー、FCバルセロナ、レアル・マドリーの3チームのみで今年の夏、補強に使った移籍金は3億4150万ユーロ(約467億8550万円)。
中でも目につくのは、ブラジルW杯で活躍し、スペインリーグへの飛躍を決めた選手達、中でも中南米選手の動きが顕著だ。
最も話題を呼んだのは、言わずもがな、FCバルセロナへの移籍を決めたルイス・スアレスだ。チーム練習には参加できないものの、フランス国境にあたる涼しいピレネー山脈の麓で独練習に励んでいる。クラブとの練習許可がおりれば、2時間もしないでバルセロナにやってこられるという距離にいる。
W杯勝ち組で移籍を手にしたもう一人の注目選手が、コロンビアのハメス・ロドリゲス。レアル・マドリー史の移籍金ランキング3位、8000万ユーロ(約110億円)でやってきて、来季から背番号10を背負うことになった。
その甘い顔立ち、明るい性格なども含め、母国コロンビアではクリスティアーノ・ロナウド顔負けの人気を誇っている。実際、入団発表の時に、ファンの女性がスタジアムになだれ込んだのは、いまだ記憶に新しい。
トニ・クロースもハメスと共にレアルの攻撃を担うことになったが、こちらはW杯移籍というよりは、もともとバイエルンでの活躍が評価されての獲得と考えるのが妥当だろう。