スタジアム内の警備は公式戦同様の厳重さがあるが…
24日にカナダのトロントで行われた初戦のオリンピアコス戦では、0-3でのミランの敗戦が濃厚となった試合終了間際にファンがピッチに侵入し、イタリア代表FWステファン・エルシャーラウィとパシャリ。
27日にアメリカのピッツバーグで1-5での大敗を喫したマンチェスター・シティ戦でも終了間際に2人のファンが乱入し、イタリア代表FWマリオ・バロテッリと撮影した。
一方、26日にドイツのハンブルクでバイエルンがボルフスブルクに3-0で快勝したテレコム杯決勝でも、試合中にファンがピッチに侵入し、バイエルンのMFハビ・マルティネスと写真を撮る姿が話題となった。
いずれのファンも撮影を終えた直後に駆け付けた警備員に取り押さえられてピッチ外へと連行されたが、目的を達成したファンは満足した様子だった。
親善試合と言えど、スタジアム内の警備は公式戦同様の厳重さがあるが、「プレシーズン」という括りからか、どこか緩い空気が漂っている。
この風潮が今季の欧州強豪国のリーグ戦にも拡散することになれば、侵入するファンに対するスタジアム入場禁止が宣告されるのは必至。だが、それでも一世一代の冒険で憧れの選手と記念撮影ができ、一生モノの写真が撮れるのなら、この行動を真似る熱狂的ファンは続発しそうだ。
【了】
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