「西川が来て良かったな」と思ってもらいたい
更なる成長を誓うきっかけとなった試合がある。それがW杯前に行われたザンビア代表とのテストマッチだ。勝利こそした日本代表だったが、3失点を喫した。スタメン出場を果たした西川にとって課題の残る試合となった。
「ザンビア戦が本当に一番悔しかったというか、何もできなかった。今までサッカーをやってきて一番悔しかった。もっと意識を変えないといけないと思った」と振り返った。この時の経験が、西川を一回り大きくした。
西川がハイパフォーマンスを続ける限り、浦和の守備は破綻しないだろう。仮に今シーズン、浦和がJリーグチャンピオンに返り咲くとすれば、2006年以来の戴冠となる。
「このチームで優勝して結果を残さないと移籍した意味がない。1年が終わって、『西川が来て良かったな』とたくさんの方に思ってもらえるように、一戦一戦全力で戦いたいなと思います」
この日もスタジアムには大きな西川コールが響いていた。既にサポーターからの信頼も得ているはずだが、優勝という結果が最高の恩返しとなる。これからも、西川が浦和のゴールに鍵をかける。
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