2戦連続の3-4-1-2。W杯では安定も、ユナイテッドではCBに不安
オランダ代表を率いたW杯から2週間、ルイス・ファン・ハール監督は早くもマンチェスター・ユナイテッドでの2試合目に臨んだ。
日本時間27日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのローマ戦。ファン・ハール監督は、引き続き3-4-1-2のシステムを採用。先発は以下の通り。
GK:サム・ジョンストン
CB:フィル・ジョーンズ、ジョニー・エヴァンス、テイラー・ブラケット
WB:(右)アントニオ・バレンシア、(左)リース・ジェームズ
CH:トム・クレバリー、アンデル・エレーラ
トップ下:フアン・マタ
FW:ウェイン・ルーニー、ダニー・ウェルベック
立ち上がりから完成度はまだまだ低く、高く設定したDFラインの裏を突かれたり、ビルドアップの状況でパスミスを犯してピンチを招くシーンもあった。
ブラジルW杯のオランダ代表では、ロン・フラールやステファン・デ・フライが高い集中力を見せて安定した守備力を発揮。ユナイテッドの現状では、上記のCB3選手からブラケットに代わってクリス・スモーリングが先発するはずだが、彼らは決して集中力が高いとは言えず不安が残る。
高く設定したDFラインの裏をオフサイドで対処するのであれば、完璧なラインコントロールも必要となるため、今のままでは少々厳しいかもしれない。フラールやマッツ・フンメルスの獲得を狙っていることが報じられているが、補強は必要だろう。